「ビッグバン・セオリー」のシーズン 7 が HULU にくーるー

 いやー、気分が落ちこむなぁ、って時には海外コメディに限る。
 2017 年 1 月 1 日から、「ビッグバン・セオリー」のシーズン 7 が、Hulu で配信されるらしい。
 ということで、シーズン 6 の引きはどんなだったか復習しておきたい。


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レナード・ホフスタッターとペニー

 レナードとペニーの関係は、すこし低調だったものの、持ち直した。
 ベッドでの行為の最中にプロポーズしたことで、ペニーにどん引きされたのが、シーズン 5 の最後くらい。
 レナードは挽回しようと、いろいろやってた気がする。しかし、どうもペニーのほうは引き気味。これは、レナードがどうこういうより、ペニーの問題だったようだ。
 このままレナードとつきあって、どんどん好きになって、そのまま結婚でいいのか。
 みたいな悩みを、ペニーはもっていた。
 それにかまわず、レナードは攻めの姿勢をくずさない。レナードは、シェルドンと喧嘩したのを機に、ペニーとの同棲に持ちこもうとしたりしてた。
 途中、シェルドンが雇ったアシスタントの女の子、アレックスっていう美人がレナードに気のあるそぶりを見せたりした。レナードは自分がモテるという事態をまったく想定してないようで、アレックスの微妙な誘いをことごとく笑い飛ばしてしまうところとか、おもしろかった。
 このアレックスが原因で、シェルドンらを巻きこむセクハラ騒動に発展し、デイビスさんという黒人の女性職員が登場する。シェルドンは、そのデイビスさんに、悪意のないまま、人種差別につながりかねない不適切な言動を見事なくらい連発(日本人なのでわからんが、たぶんそういう意味だったと思う)、これも傑作だった。
 
 アレックスとレナードは別にどうにもならないものの、アレックスの知能の高さはペニーに脅威をおぼえさせる。アレックスはレナードの話についていけるのだ。
 それが直接の原因ではないけれど、いろいろあって、ペニーは、女優の成功だけが自分の幸せじゃないかも、というようなことをレナードに告げる。レナードはペニーの不安を知り、自分からはプロポーズしないと約束し、ペニーに主導権を渡す。
 また皮肉なことに、ペニーはかつてないほど演技の腕を上達させている(「欲望という名の電車」の演劇で、ヒロイン役を見事にこなす)。
 そんなおり、レナードはホーキング博士のチームに抜擢されて、4 ヶ月ほど海の上ですごすことになる。4 ヶ月間、ふたりは離ればなれになる、というのが引きである。
 

シェルドン・クーパー、エイミー・ファラ・ファウラー

 異常なくらい知能が高く、他人を平然と見下すものの、悪意はないシェルドン。挙動のなかにどこか発達障害っぽいものがあるせいか不思議と憎めないキャラクターである。
 それでもナチュラルに嫌なやつなので、つきあっているエイミーとかは本当に偉いと思ってしまう。
 シェルドンは異性を異性として見ず、あたかも性欲がないかのように見える。実際はそうでもないんだろうけど、とにかく他人に触られることが嫌いらしい。ハグとか握手もとても気持ち悪そう。というか多分、他人という存在が好きじゃない。イレギュラーな反応を示すすべてを憎んでいる。
 肌の接触が不快だと自分でもはっきりいっており、またシェルドンはかなり頑固なので、エイミーとのセックスは永遠にないのではないかと思わされる。
 エイミーのほうは、シェルドンとの関係を進めたいと熱望している。
 エイミーは、どんくさい感じの女の子として造形されたキャラクターなので、その誘惑のしかたが全部どんくさい。シェルドンは、エイミーの誘いをまったく理解できてないか、わかっていても無視する。
 はたから見ていてシェルドンのセクシャリティーは理解不能なんだが、しかしシーズン 6 では二度ほど、エイミーとのセックスの可能性に言及した。
 するかもしれない。可能性はある。
 そんないい方だった。
 これはエイミー本人にもそういったし、ペニーに聞かれた時もそういっている。
 もしかしたら本当にするかもしれない。これから 4 ヶ月、同居人なしで暮らすわけだし。
 下世話な好奇心で恐縮だけど、楽しみ。
 

ハワード・ウォロウィッツ、バーナデット・ロステンコウスキ

 シーズン 5 の引きが、ハワードの乗るロケットの点火だった。
 シーズン 6 では前半、ハワードは宇宙ステーションにいる。
 内容と関係ないけどさ、この宇宙ステーションのシーン。
 映像の出来ばえが見事なんだよね。本当に宇宙で撮影したみたいに見える。たぶん、クロマキーのやつを背景に、役者をワイヤーで吊るして、あとは CG で処理ってことなんだろうけど。こういうコメディでさらっとやっちゃうのがいい。日本もこれくらいしてくれりゃあな、というのはない物ねだりなんだろうか。
 結婚した直後に宇宙にきたハワードは、ステーション内で、結婚後のゴタゴタに巻きこまれる。ママから宇宙ステーションに電話がかかってくるのである。バーナデットと母親との板ばさみになったり、ステーションのクルーから意地の悪いイタズラされたり、もう大変な思いをして、なんとか帰ってくる。
 日本なら大騒ぎになるところだが、アメリカでも宇宙飛行士はもうめずらしくないのか、英雄扱いされるわけでもないのが可哀想。
 ハワードとバーナデットは順調そう。
 ハワードの最低野郎っぷり、大好きだったけど、もうそういうのは影をひそめた。だんだんと家族としての自覚みたいなものも芽生えてきた感じ。ラージの犬を預かる、という回では、ふたりの子供を持つという展開も予想させた。
 来季はそういうこともあるのだろうか。
 

ラジェッシュ・クースラポリ

 シーズン 6 で一番の変化を遂げたのはラージだったろう。
 仲間たちがこぞって彼女を作ったり結婚したりするなか、ラージだけは取り残された感じだった。しかも相棒のハワードは宇宙なので、孤独感はつのる。
 そんななかラージは、コミックストアのスチュワートと遊ぶようになる。無意識に発するゲイっぽいワードのネタなんかを取り混ぜつつ仲良くなり、その関係はハワードが帰ってきた後も続く。
 2 月 14 日のバレンタイン、仲間たちはみんな恋人とすごすので、ラージとスチュワートは独り者のためのパーティーを開くことにする。
 ラージは、そこでルーシーという女の子と出会う。
 ラージは若い女性を前にするとひと言も話せなくなる、という強迫観念というか、病気みたいなものを患っており、女性と話す必要があるときはいつも酒を飲んでいる。酔っているときだけは、むしろ饒舌に女性と話ができるのである。
 ラージとルーシーはデートするようになる。ルーシーはいい娘だけど、非常に神経質で、自分の意見がいえない。追いつめられるとトイレの窓から逃げ出してしまう、という悪癖がある。
 精神的な問題をかかえるこのふたりは、なかなか微笑ましいカップルになりそうで、うまくいくかと思える。
 しかしながら、早く恋人の関係になりたいラージが、あせってルーシーを仲間たちに紹介しようとして、けっきょく破局を向かえる。
 かつてないほど真剣に落ちこむラージを、ペニーが慰める。
 ラージは嗚咽を漏らしながら、絶望の心境を吐露する。
 さめざめと泣くふたりだが、ふと、ラージがアルコールなしで話していることに気づく。どういう理屈かはわからないが、ラージはいつの間にか、女性と話ができるようになっていたのだった。
 これがシーズン 6 の引き。

 ラージはシェルドンも認める優秀な科学者だし、インドの実家は物凄い大金持ちだし、優しい男だが口喧嘩は強いし、スペックは高い。
 思いがけず世界が広がったラージの快進撃が見られるか、それとも話ができたところでモテないのはいつも通りなのか、これも楽しみ。

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