ボブ・ディランさん、ノーベル賞を辞退するかもわからんね

 ボブ・ディランさん、まだ連絡つかないらしいですね。
 なんなの?
 友達んちに隠れてるの?
 そういう感性、なんか好きだけどね。
 ノーベル賞とか、いいよ別に。っていう。
 そんな勝手に、なんかくれる。とかさ。迷惑な話なんだよ、きっと。事前の下話とかなしなんだろ、こういうの。村上春樹さんも迷惑してるみたいだし、「金ならある」とか「名誉に興味ない」というひとなら、
「いらねぇ」ってことになるよな。
 面倒くせぇって。


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 でも外国人って、よく真面目なこというじゃん。
 めんどくせぇ、とかじゃなく、「自分がその賞にあたいするか、ひとりになってよく考えてみたんだ」とかさ。自分の感情の問題じゃなく、社会的な責任を果たすならどうすべきか、という視点を大事にしたりする印象がある。
 これテレビでいってたけど、ノーベルの発明でおびただしい人命が失われたから、反戦主義のディランさんはノーベル賞を辞退するんじゃないかって。
 ひとりになって、そういうこと考えてるのかもしれんね。
 
 なんか、インターネットに漏れてくるそのへんの消息に、一貫性がないように見える。
 そもそも受賞が発表されたのが、10月 13 日。同じ日にディランさんは、ラスベガスでコンサートをおこなっている。受賞のニュースはすでに報道されていたが、ディランさんはノーベル賞についていっさいコメントしなかった。
 10 月 15 日のニュースでは、オバマ大統領の受賞祝福ツイートを、ディランさんの公式ツイッターがリツイートした、という。
 これは事実上、ディランさんがノーベル賞受賞を受け入れた、ということではなかろうか、とも考えられる。ただ投稿に対するコメントはなかった。
 五日後の 20 日、ディランさんの公式サイトの、経歴のページあたりだろう、「ノーベル賞受賞」の一文がくわえられた。このときもまだ、選考委員のひとはディランさんと連絡がとれていない。
 しかしどうやら、ノーベル賞を受賞したことだけは認めてくれたらしい。選考委員のひとらもほっとしたろう。
 と、思ったら翌日 21 日。
 急転直下、ディランさんの公式サイトから「ノーベル賞受賞」の文字が削除された。
 ディランさんの指示によるものかはわからない。
 真意がはかれない。まだ、ディランさん自身、迷ってるのか?
 
 きょう 22 日。いよいよ選考委員スウェーデンアカデミーのメンバー、作家ペル・ワストベルイさんがおこを表明。「傲慢で無礼だ」と非難したという。
 ペル・ワストベルイさんはスウェーデン人で、著名な方みたい。日本でも「空気の檻」という作品が翻訳されているようだ。
 まぁ怒るのも無理はない、という気はする。
 いらねぇならいらねぇでいいよ。ひと言いえよ、みたいなな。
 
 しかし既存の権威のあり方っていうかさ、よくよく考えてみりゃあノーベル賞、とくに文学賞ってなんだよ、みたいなさ。
 そういうこと考えるきっかけにはなったのかもしれない。
 それだけでも、ボブ・ディラン氏ノーベル文学賞受賞には価値があったのかもわからんね。
 
 あ、大隅さんは素晴しいとおれは思うよ。いろんな功績が高く評価されて、受賞された方々はそれぞれ素晴しいと思う。
 真面目にコツコツ研究をつづけて、結果、人類に貢献するまでに至った方々を顕彰するとか、報いる、みたいなのは感動的だと思う。

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