「嫌われる勇気」を刑事ドラマにする勇気

 そもそもドラマ化する勇気。
 141 万部の大ベストセラー、アドラー心理学の入門書「嫌われる勇気」がフジテレビ系の木曜劇場でドラマ化されるという話題。

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雷にうたれたヘラジカと、ジェフリー・ディーヴァーのこと

 2011 年に亡くなった俳優の児玉清さんは、読書家で有名だった。ゴルフの最中でも移動中は本を読みながら歩いた、という伝説がある。
 アメリカの作家ジェフリー・ディーヴァーのファンで、英語の原書で読んだという。
 はやくに亡くなったのは残念なことだった。
 死後に刊行されたディーヴァーの作品、たとえば「バーニング・ワイヤー」なども、児玉さんは絶賛したことだろう。
 
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甲賀忍法帖の朧と弦之介、勝つのはどちらか

 山田風太郎の「甲賀忍法帖」は数年前、漫画にもなり、アニメにもなった。敵対する伊賀と甲賀の忍者の十番勝負を描いた小説である。
 主要な登場人物のうち、甲賀卍谷の若殿・弦之介と、伊賀鍔隠れの姫・朧は、深く愛しあっている。ふたりはその愛でもって、甲賀と伊賀の両家にわだかまった怨念を溶かし、やがて平和をもたらそうと誓いあった仲なのである。
 可憐な朧と仲睦まじく歩くシーンで、弦之介は空想する。
 ——朧どのの破幻の瞳と、わが瞳術、つよいのはどちらか。
 ふと忍者の血が騒ぎ、そんなことを考えて弦之介は苦笑するのである。
 
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文庫 X の中身は、たしかに面白かった

 本にカバーをかけて書名を隠し、さらにビニール梱包して中身を見られないようにした、書店おすすめの本が売れてるらしい。
 産経フォトの記事が詳しい。
 
 

タイトルや著者名、出版元…。通常は本を買う手掛かりとなる情報を手書きの表紙で覆い隠し、「文庫X」と銘打った謎の本が快調に売れている。

 謎の「文庫X」全国に拡散 書名と著者名、紙で隠す
 
 こいつはよほどのレア本か、とわくわくしたけど、ググってみたらおれの知ってる本だった。以下ネタバレ注意。

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