CNET の記事がめちゃめちゃおもしろかった

 ちょっと前の記事で、ディスプレイにふれて操作するタッチスクリーンを搭載した PC がどんどん増えてるけど、Mac はこのままでいいの? というような話を書いた。
 ごちゃごちゃといろいろ考えたけど、やっぱ、当人たちに話を聞けば、いろいろと参考になるね。


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 上記の記事によると、画面にタッチするような Mac はぜったいに出さない、それはもう何年も前から決めていた、ということがわかる。
 そういうつもりで、たとえば MacBook Air late 2010 の動画を見ると、フィル・シラーが「タッチは重要だけど、ディスプレイはその場所ではない」ということをはっきりいってる。
 もちろんおれだって、Apple の考えは聞いて知っていた。Apple の利口な連中がそういうんだから、ディスプレイにさわる操作なんて、ないんだ、と信じてた。それだけに、Surface Studio の操作方法は驚いたのだ。これ、いけるじゃん、と思った。
 Apple、大丈夫かよ、おれは心配してるよ、という話だったわけだ。

 でも、Apple のヴィジョンは、おれの心配をよそに揺るぎないようだ。
 キーボードカバーとペンのついた、iPad Pro。
 いっぽうで、MacBook。
 このふたつは競合しますよね、という質問に、
「タスクへのアプローチ方法が異なっているので問題ない」
 と、Apple は答えている。
 iOS と macOS は違う。
 違うからこそ、それがいい、といっている。
 Windows 10 はひとつの OS にタブレットモードと、デスクトップモードがある。けど、そうじゃねーだろ、と。
 デスクトップとタブレット、違う OS を使ってるからこそ、幅広いアプローチがとれるんだと、Apple はそういう考えらしい。

 つまりこれって、macOS は消えないってこと。そうとっていいんだよな。
 なんか心配なんだよ。
 ジョブズのことをどうしても思っちゃうんだけど、ジョブズは他人のアイディアをとる、ていわれてたじゃん。
 

他人の脳みそを盗むのはジョブズにとって普通のやり方さ。まず人のアイデアを鼻であしらっておいて、その1週間後には、素晴らしいアイデアを思いついたなんていいながら戻ってくる。そのアイデアというのは、もちろん1週間前に誰かがジョブズに話したアイデアなんだ。我々はジョブズのことを現実歪曲空間と呼んでいたのさ。
—ジェフ・ラスキン

 まぁこれは許せるよ。なんとなく。
 他人のアイディアを咀嚼し、その意味を抽出するまで時間がかかった。
 そういうことだろ。
 経営者として途方もないところがあった。それは否定できないと思うんだよね。
 ただ。
  なんとなく。Apple って、手のひら返しする、決定をくつがえすっていう印象を決定づけた面があるとも思う。

 おれは、すくなくともクックは、Mac、というか、PC の形態を滅びゆくものとして認識している気がしてならねぇんですよ。
 時期がきたら。
 デジタルネイティブみたいな世代の時代がきたら、おもむろに Mac 捨てる。
 未来があるのは、iOS のほうだ。
 なんてことをだよ。
 考えてねぇだろうな。
 いや、別にそう考えててもいいけどさ。

 と思ったら、上記の記事に、Apple はデバイス間の連携に力をそそいでる、という話があった。OS は違うけど、データの受け渡しがスムーズなら問題ないよね、ということかと思う。確かに異なったアプローチというやつをしやすいだろう。おれの iPad は古いので、iOS と macOS の連携についてはわからない。MacBook と Mac mini は比較的あたらしいので、わかる。
 確かに連携、すごいのな。
 MacBook で開いたサイトを、Mac mini で見たい。
 という場合を考える。

  • Handoff。ワンクリックですむ。Bluetooth で接続しているらしい。
  • Safari の「タブの概要」。アドレスバーのある欄の右端のアイコンで、他のデバイスの Safari の状況を再現できる。
  • ユニバーサルクリップボードで、URL をコピーしてもいける。
  • URL をドラッグして webloc の書類を作れば、まず右クリックで Airdrop による共有ができる。
  • 昔ながらのファイル共有で、webloc 書類を送ることもできる。
  • 例えば、「メモ」など、iCloud に対応したソフトウェアに URL をペーストする方法もあるだろう。

 という具合に、非常に手厚い。
 ターミナルでファイルを送るコマンドもあった気がする。
 Handoff なんていうのは、Apple の製品、それも最近のマシンじゃなきゃ実現できないけど、すごく便利だ。
 これ、4、5 人が Mac 使ってる職場だったらどういうことになるんだろう。
 興味深いことが起きそうだよね。

 なにがともあれ、OS の実装みたいなものを見ると、なるほど Apple はまだ macOS を捨てるようなことは考えておらず、iOS と適度な距離をたもちつつ、シームレスな感じにしていくみたいだ。
 上記インタビュー記事によると、だいぶ前から Touch bar については考えていたみたいだし、アイブはこの先の腹案をもっているみたい。
 デスクトップの Mac だって、来年の春ごろになにかありそうだし、これはまだまだ楽しませてくれるかもしれないな。
 期待してお金を貯めとこうかなって思いました。

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