Lenovo ideapad 120S Pentium 搭載モデルを買った

 おれが買った時は、Amazon で 5 万円くらいだった。
 今まで個人用に使ってたパソコンを会社で使うことになったのだ。代わりのノートを、安物でいいので、買おうじゃないか、と。クリスマスも近いし。
 Amazon で注文して翌々日くらいに届いた。わくわくしながら開封したら、ブリザードホワイト、とかいう白い筐体なわけ。
 ──かっこいい……。
 いやおうなくテンション上がるよね。
 ところがそこから、失望の連続だった。がっかりにつぐがっかり。
 さんざん文句いってもう触るのも嫌だ、くらいになったんだけど、最近また評価が変わってきたのである。
 良さがわかってきた。


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 スペックは以下のページの通り。
 
 ・ideapad 120S 製品仕様書 | レノボジャパン

 CPU は、インテル Pentium プロセッサー N4200。CPU の性能とかまったく詳しくなくて恐縮です。「ジグソー | レビューメディア」さまの記事が参考になるかもしれないと思い、リンクさせていただきます。
 
 ・このコンパクトさで高性能は類を見ない – LIVA Z (N4200)のレビュー | ジグソー | レビューメディア
 
 ま、ともかく。思うに、この CPU の性能は高くない。現行のなかでは下から数えたほうが早いらしい。クアッドコアとか、バースト周波数 2.50 とか、いろいろいってっけど、まず値段を見ろと。値段通りのことしか出来ねぇぞ、という感じで間違いないかと思う。
 ネットの閲覧とか。
 YouTube で動画見るとか。
 ブラウザゲームとか。
 1.2Kg という軽量さなので、外に持ち出してテキストファイルをいじったりとか。
 こいつはそういう奴だ。
 馬鹿でかいファイルを扱わせたら可哀想な感じのやつなのだ。

 しかし、こいつ。低性能もっさり野郎にもかかわらず、愛すべき点がひとつだけある。
 低電圧・ファンレス。
 これである。めちゃめちゃ静か。めちゃめちゃに、音がしない。
 しんとしている。
 すごく大人しい。
 
 また、11.6 インチっていう、今は亡き MacBook Air 11 インチみたいな小ささも気に入った。12 インチ MacBook と重ねてみると、多きさはほとんど変わらない。ただし、重量は MacBook と比べるとズシっとくる。厚さも、MacBook と比べると無骨に分厚い。
(MacBook 0.9kg、本機 1.2 kg)。
 
 おれがサブとして使っている MacBook。なにが良かったといって一番は低電圧・ファンレス、の静けさだった。バッテリの持ちも気に入った。
 しかしそんなもの、ideapad が 5 万円で実現してしまっている。という現実がここにあらわれた。つまりこの機種は、300 g ほど重い MacBook なんである。
 多少重いものの値段が十万円近くも安い。
 macOS って糞だけど、MacBook みたいな機種が欲しい。という方がいらっしゃったら、ideapad 120S は進められる、かもしれない。

 とはいえ、十万違えばいろいろと違う。
 まずなんといっても ideapad 120S のディスプレイはいいものではない。MacBook は腐っても Retina ディスプレイなのであり、比べるべくもない。
 ただ、ideapad は、綺麗なディスプレイで、例えば画像の処理をするような PC でもない気はする。

 キーボードにも違いがある。MacBook は初めて、大々的に「バタフライ方式」という薄いキーを採用した機種だ。このキーは打ちこみの深度が浅く、強く打つと指先が痛くなったりする。ただ、慣れてくると軽い力でキーを打てる。
 このキータッチに慣れると、普通のキーの深度の深さがいかにも垢抜けない。
 ねっとりと指先に感触がまとわりついて、重ったるい。
 ただそれって、MacBook のキーボードに慣らされたからそう感じるだけじゃねーの。
 洗脳された結果じゃねーの?
 という疑念も拭いきれないんである。つまり、明瞭に、確実に MacBook のキーのほうが優れているともいい難い。そういい切れるほど、MacBook のキーボードは目覚ましくない、とおれは思ってる。
 Lenovo のキーの感触は無難に悪くない。
 購入したカラーが「ブリザードホワイト」だけに、雪肌のごとき弾力が、官能的に指先に返ってくる手触りがある。Lenovo 特有の馬蹄型のキーの形も好ましい。
 
 タッチパッドは、おれの独断でいえば 100 倍ほども Mac のほうがいい。
 これは、Lenovo のハードウェアが悪いのか、マイクロソフトのソフトウェアが悪いのよくわからない。もしかしたら、単なる操作感の癖の問題で、どちらが悪いともいえないのかもしれない。ただ、Windows ユーザはタッチパッドよりマウスを使いたがる傾向があると思う。
 カスタマイズの融通は Windows 10 のほうがはるかにいい。
 Mac なら数百円から数千円出して購入しなくてはならない BetterTouchTool と似たようなことを、Windows 10 なら無料でできる。指二本のスクロールができるし、指三本、指四本のタップ、スワイプの動作を指定できる。
 ただ、肝心のタッチパッドが鈍い。
 なかなか思うように操作できず、イライラさせられる。
 もの凄く鈍いわけでもないので、マウスを使うほどでもない。そこがまた悩ましい。
 あと、親指の付け根がタッチパッドに触ってしまい、思いがけないところにカーソルが動いてしまうウザさもある。タッチパッドの多きさは MacBook のほうが大きいのに、MacBook にはそのウザさはない。不思議である。
 
 重さと薄さについては MacBook を評価すべきだろう。そこに十万円もの差額の価値を認めるかどうかは、ひとそれぞれかと思う。
 音響についてはどっちも似たようなもんじゃねーかな、と思う。はっきりわからない。
 ストレージはどっちも SSD で機敏に動作する。ideapad 128GB、MacBook は 256GB。容量についてははっきりと値段分の差が出る。
 メモリは、ideapad のほうが 4 ギガで増設できない。MacBook は 8GB か 16GB だ。
 ideapad の 4 GB はいかにも頼りなく思えるけれど、これもまぁ、大したことするわけじゃないしな、という精神的勝利法で対応すればなんでもない。つーか、4GB もあれば困りはしないと思う。
 バッテリは ideapad 9.6 時間、MacBook 10 時間くらい。似たようなもんだ。
 
 ideapad 120S のほうが明らかにまさっているのは、拡張性というか、ドングルというか、USB とかのインターフェイスだろう。
 USB 3.0 が左右にふたつずつ、HDMI、ヘッドフォンのジャック、microSD のスロット。
 そんなもん、USB type-C ひとつあればどうとでもなるよ、などとうそぶくマカーもおられようが、その USB type-C の口も ideapad にはひとつある。このへん、なかなか野心的だと思う。

 以上を引き比べてなにがいいたいか。
 MacBook と ideapad 120S にはひとつ、共通点がある。どっちも「大したこと出来ない」性能ということだ。「大したこと出来ない」「大したことに使わない」というなら、価格が安い ideapad 120S を選ぶのもアリだな、と思った。そういう話なんである。
 ネックになるのは、重さ、ディスプレイ、タッチパッドあたりか。ここを見なければ、なかなかいい買い物だったと思う。ストレージの容量なんて、128GB の microSD でもぶちこんでおけば、どうとでもなるしね。

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