【Macで小説執筆】Mac で大長編を書くなら、VoodooPad で情報をまとめよう

2018年11月25日

 ごぞんじ voodooPad のアイコン。
 めっちゃ可愛くて大好きなんである。
 VoodooPad というのはメモ帳アプリみたいなもん。Wiki のように記事同士をリンクで結べるのが最大の特長かと思う。
 シェアウェアで 25 ドルと決してお安くない(Mac App Store で購入すると 3,000 円)。
 んが、無料で使える VoodooPad Lite というのがあるので、わりと気軽に試せるのではないかと思う。

🔗 https://www.voodoopad.com/documentation/frequently-asked-questions/

 上記ページの中頃にダウンロードリンクがある。機能は、マジで使いこむのでなければ VoodooPad とそんな変わらない。
 メモ帳アプリ、としても優秀なんだろうけど、それより情報の整理みたいなことに実力を発揮するのではないかと思う。
 
 とくに、おれにとっては、という話になっちゃうんだけど。
 長編小説にキャラクターや地名などの情報の辞典を作る場合、このアプリケーションは異様に便利なんである。

🧝🏻‍♀️ キャラクターの特徴をまとめた書類は必要か

 そもそも長編小説を執筆するにあたって、キャラクターの特徴をまとめたものを準備すべきだろうか。答えとしては「ひとによる」というところに落ち着くのだろう。けど、大長編、ということになると、そういう、キャラクターをまとめた書類があったほうがいいと思う。
 忘れちゃうから、本当に。
 おれは、片腕しかないという設定のキャラクターに、マジで剣と盾を持たせたことあるからね。すっかり失念してて。
「そんなのおまえだけ」
 若いひとのなかには、そうおっしゃる向きもあろうかと思う。けど、年をとってくるとね。なんでもかんでも忘れちゃうから。
 たとえばキャラクターの髪の色とか、瞳の色とか。日本人なら黒一色でいいんだけど、ファンタジーだとあるわけじゃないですか。人種多様性が。
 あと意外に忘れるのが、そのキャラの口癖な。
 そういうの忘れた時。
 いちいち戻って読み返すのダルいので、情報を書きとめた書類があると楽ですよ、という話なんである。

🧟‍♀️ VoodooPad で記事を作る

 VoodooPad Lite を起動すると、以下のようなダイアログが出てくるので、New Document をクリックする。

 書類を作成するとインデックス画面が出てくるはず。

 この画面でわかるのは、画像を貼れること。テキストが装飾できること。URL リンクが貼れること、など。すなわち、RTF とか RTDF 形式のファイルと同じようなことが出来る。使いかたは普通の、RTF のエディタとほぼ同じだ。
 たいがいのひとは、VoodooPad のアイコンが可愛すぎて躊躇するところだが、ここに書いてある英文はすべて削除してしまっていい。⌘ + a で全選択してデリートキーを押す。
 インデックスというのは目次である。
 ここに書くべき項目のリストを作成するわけだ。

 さて。
 ここでは「包茎サキュバス・スレイヤー 緑皮マモル」というタイトルを考えてみた。
 苔が生えそうな重度の包茎の、童貞野郎が異世界転移して、サキュバスの女の子といちゃいちゃする話である。

 画像は、画像ファイルをドロップすることで貼れる。
 フォントとかは、メニューの「フォーマット」からイジれる。

 緑皮マモル、というキャラクターが出てきたので、キャラ設定を書きこむページを作らなくてはならない。
 この「緑皮マモル」という文字のうち、マモルにリンクを張ることにする。マモルという文字を選択して、「リンク」ボタンを押す。ショートカットは cmd + l
 と、新規のページが生成される。
 ここにキャラクターの情報を書きとめておくわけ。

 タイトルを太字にしているけど、これをいちいち、メニューのフォーマットから選択するのはダルい。しかしちゃんと、環境設定に新規ページのフォーマットが作成できるので、好きなように設定しておくと良いと思う。

 主人公の設定はこんな感じにした。


緑皮マモル

 主人公。
 眼鏡チビ。
 性格悪くて、口を開くとイヤミしかいわない。
 もの凄い包茎で、余った皮が、もうなんか緑がかっている。
 この包皮がずる剥けたとき、かれの真の才能が目覚めるであろう。

 小さいころに母親、緑皮百合を亡くしている。
 父親の緑皮慎二からは溺愛されていた。
 異世界転移はのぞむところだが、父親を悲しませることだけが心残り。

 さて文中に、主人公・緑皮マモルの母親、緑皮百合、父親の緑皮慎二という固有名詞が出てきた。固有名詞が出てきたら、とりあえずリンクを張って新規ページを作っておくのがいいと思う。
 丁寧に書く必要はない。「緑皮百合 主人公・緑皮マモルの母親」程度の情報でいいと思う。
 もちろん、ここで丁寧に設定してもいいと思うけど。

 HOME ボタンを押すと、インデックスに戻れる。
 ここに「緑皮百合」「緑皮慎二」と書き加える。すると、先ほど作ったページへのリンクが自動で作成されるのである。

 こうやって情報をインデックスに集めていくわけだ。

 だいたいこれくらい出来たら、もう書き始めちゃえばいい。
 んで、書いてるうちに固有名詞が出てきたら、暇を見つけては VoodooPad へ戻って記事を作っておく。
 その際に、そのキャラの特長をわざわざまとめる必要なんかない。
 本分中に書いたキャラの描写、口癖、設定なんかをコピペすりゃあいいのである。
 

 その女の子の髪は花びらのような発色のピンク色だった。
 この子もサキュバスなのだろう、ビキニに、もうしわけ程度の布をつけたような衣装を着ている。胸のふくらみが、小さな布地をはちきれそうに、白い肌にくいこませていた。

 こんなのをコピペして貯めていくわけ。
 キャラクターの名前ばかりじゃない。ファンタジー特有の地名とか、技名とか、なんか固有名詞っぽいのが出てきたら、暇なときにリンクを作ってまとめておく。

 これをやっていると、だんだんキャラクター辞書みたいなやつが充実してきて、楽しくなってくる。
 

 楽しくなってくると、キャラに、本文にない設定も考えて、つけ加えたくなったりもする。やれ、こいつは双子だとか。こいつにはこんな過去があるとか。こいつの父親はこういうやつだったとか。
 そんなことをやって、今後のストーリー展開に幅が出てきたりしたら大成功、というわけ。
 
 Mac で小説を書いてるひと、特に設定とか考えずに書きはじめちゃうようなひとはお試しあれ。